ドイツ研修
FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー -01
この度
『第75回FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー』
に参加することになりました〈サンコー調剤薬局 昼間店〉の福井です。
『第75回FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー』
に参加することになりました〈サンコー調剤薬局 昼間店〉の福井です。
まずは、成田空港の出発ロビーより報告致します。
FIPとは国際薬剤師・薬学連合の。要するに世界の薬剤師が集う国際学会です。
エクスポファーマはヨーロッパ最大の薬局関連の見本市です。
今回はドイツのデュッセルドルフで開催されます。
医薬分業発祥の地であるドイツの国際学会に参加できることは光栄の極みです。
日頃、日本で疑問に思っていることが多数あります。
ヨーロッパの大国ではどのような薬局を展開しているのか。
随時、報告していきます。
FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー -02
ドイツ薬学視察旅行2日目
11:00に出発し約12時間後(現地時間16:00)にデュッセルドルフ空港から到着した。
デュッセルドルフは、ドイツのライン川ほとりに栄える人口約60万人の都市である。
日本人比率が高く、100人に1人は日本人である。日本企業が多数進出しているからであろう。
11:00に出発し約12時間後(現地時間16:00)にデュッセルドルフ空港から到着した。
デュッセルドルフは、ドイツのライン川ほとりに栄える人口約60万人の都市である。
日本人比率が高く、100人に1人は日本人である。日本企業が多数進出しているからであろう。
入国審査も無事終わり、一旦ホテルへ移動したあと、レストランで参加者たちとの夕食会となった。
1628年から開業、歴史のある老舗レストラン
『Zum Schhchen』
は有名人から地元の労働者まで多数訪れる繁盛店だ。
『Zum Schhchen』
は有名人から地元の労働者まで多数訪れる繁盛店だ。
日本の店のように芸能人のサインでもあるのかと思いきや
席へ着くときに目に飛び込んで来たのが『ナポレオン』だ。
有名人というより“歴史上の人物”である。
席へ着くときに目に飛び込んで来たのが『ナポレオン』だ。
有名人というより“歴史上の人物”である。
地ビール『アルトビール』で喉を潤し、前菜後のメインデッシュに、早速ドイツ料理の洗礼を受けた。
骨付きの豚のくるぶしを皮をパリパリに焼いた『骨付き豚』である。
断っておくが味はよい。意外と薄味というより素材の味しかしない。
しっかりソースをつけて食べるということであろう。
ただその量は半端ではなかった。
断っておくが味はよい。意外と薄味というより素材の味しかしない。
しっかりソースをつけて食べるということであろう。
ただその量は半端ではなかった。
本日はほとんど移動日であった。
明日はアウタバーンを経由してケルンでの薬局視察を予定している。
〈サンコー調剤薬局 昼間店〉 福井
明日はアウタバーンを経由してケルンでの薬局視察を予定している。
〈サンコー調剤薬局 昼間店〉 福井
FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー -03
ドイツ薬学視察旅行3日目
デュッセルドルフからアウトバーンを経由して約1時間、ケルンに到着した。
本日はケルンの大聖堂、オーデコロン店、薬局の視察。
デュッセルドルフに戻りFIPのオープニングセレモニーに参加するという予定である。
ケルンはドイツで4番目に大きい都市で人口は100万人を超える。
世界遺産に認定されているケルン大聖堂は高さ約150mもある圧倒的かつ荘厳な建造物である。
戦争により都市のほとんどが崩壊した。大聖堂も例外ではない。
にも関わらず、ここまで復元したドイツ人には頭が下がる想いである。
オーデコロンとは『ケルンの水』という意味である。
今回は『4711』というオーデコロン店を視察してオリジナルのオーデコロンを作った。
ちなみに『4711』とはもともと通りの名前でフランスに占領された際に名づけられたようだ。
昨日のレストランに引き続いてここでもナポレオンが登場した。
オーデコロンの調合は21種類の精油から好みの香りを組みあわせる。
柑橘系の香りが多かったのが印象的であった。
ドイツでは薬局(Apotheke:アポテーケ)と呼ばれ『A』の文字の看板はドイツで統一されている。
ロゴの一部に蛇がある。ヨーロッパで蛇は神聖なものであるようだ。
店内もすごくシンプルで整然とされている。
日本のようにいろんなPOPが雑然と貼られていることはない。
一言でいうと『おしゃれ』である。
医薬品は全てカウンターの後ろで自分では取れない位置にある。
対応するのはほとんどPTAと呼ばれるアシスタントだ。
といっても立派な国家資格だ。(詳細は明日以降に報告ということで・・・)
調剤はシンプルで早い。
ザックリと流れを説明すると、処方箋を受けとってスキャンするとクレーンゲームのようなロボットが薬の箱を選んで終わりである。
ドイツは薬は箱のまま渡す。薬の種類も少ないのであっという間だ。
調剤機器やIT化はかなり進んでいる。日本はかなり遅れているという印象だ。
これは、技術的云々というより制度や規制、国民気質の違いであろう。
その後、デュッセルドルフに戻りFIPの受付を終えてオープニングセレモニーに参加。
ちょうど表彰式の最中で日本人も表彰されておりご満悦の様子だった。
時おり音楽ライブが始まり和やかな雰囲気で進行したと思いきや
急に厳粛な空気となり全員で起立して『世界薬剤師宣言』を唱和した。
もっとも何を言っているのか分からなかったが・・・(^-^;
次回はexpopharmaの様子を報告致します。
〈サンコー調剤薬局 昼間店〉 福井
〈サンコー調剤薬局 昼間店〉 福井
FIPデュッセルドルフ&エクスポファーマ視察ツアー -04
ドイツ薬学視察旅行4日目
本日はヨーロッパ最大の薬局関連見本市『エクスポファーマ』を視察。
本日はヨーロッパ最大の薬局関連見本市『エクスポファーマ』を視察。
ドイツの進んだ機器や薬局関連グッズを間近で見ることができた。
ヨーロッパ最大ど謳ってるだけあってかなり敷地が広い。
自分がどこにいるのか分からなくなるくらいだ。
1日でまわるのは至難の業であろう。
◇調剤機器
第一印象は『シンプル&スタイリッシュ』である。
カラーバリエーションも多く、数種類から選択できるメーカーもあった。
薬局で使用するPCのかわいらしい。仕事をするのが楽しくなってきそうである。
今回、1番の衝撃といってもいいのが『デジタルウオール』ある。
壁掛けの巨大なタブレットに商品がバーチャル陳列されている。
好きな商品をタップして選択する。
(ドイツはカウンターの後ろに設置するので操作は店舗スタッフが行う)。
理論的には無数の商品を陳列することが可能になる。
調剤機器というのは世界中同じようなものであろうと思っていたが全然違う。
今までは日本製が1番と思っていたが認識を改める必要があるだろう。
少なくともデザイン・アイデアでは完敗である。
日本のメーカーの奮起に期待したい。
◇企画
色々な企画ブースの中で気になったのが、ABTA(薬剤師会などの団体の総称)の
『薬剤師になりきって写真を撮ってもらいポスターにしてくれる』
という企画である。
日本でもよくありがちな企画だが最も異なるのが、プロによる本格的なメイクと写真であろう。
まるでファッション誌のモデルである。その後ポスターにまでしてくれる。
そのまま広告でもなろうかというくらいの出来栄えだ。
◇その他
なぜか車の展示があった。さすがはドイツだ。
アウトバーンを疾走して薬の配達をするのであろうか?
ここには書き切れない楽しいブースがたくさんあった。
薬剤師だけでなくアシスタント(PTA)職種のブースもあり盛りだくさんだ。
一般の来場者も多く、大変な盛り上がりを見せていた。
〈サンコー調剤薬局 昼間店〉 福井