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2024年2月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

アドバンスト臨床実習-在宅医療・居宅訪問後のレクチャー。そして臨床推論の概要やプロセス。その重要さも伝えます。
アドバンスト臨床実習-居宅訪問。急勾配の山を4WDの車で。江戸時代の建物も多く残る貞光町。
臨床推論では、頭痛や風邪など身近な症状も事例であげ、普段の日常でも役立てられます。

2024年2月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生3名のアドバンスト臨床実習を2024年2月19、20日にサンコーファーマシーグループで行いました。

 居宅の在宅訪問、臨床推論を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 居宅現場 ⇒ 振り返り/まとめ を実施しました。在宅訪問では、サンコーファーマシー 薬剤師、在宅・学術室 室長  松尾、が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 また臨床推論では、患者の訴え、症候から考えられる病気を考え、体系的・分析的なアプローチ、思考過程を エキスパート職 で薬剤師 の 宮崎 が講義しました。実務的でかつ普段の大学の授業では触れられない内容を行いました。
 そしてコロナ禍において、医療・薬局業界のDX、ICT化も進みました。マイナ保険証、オンライン資格確認、電子処方箋、そして次の2024年度改定では医療DX推進体制整備加算の算定も盛り込みはじめ、その経緯や現状、今後の見通しについて弊社のICT責任者が講義を行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●「在宅訪問医療」で学べてよかったこと (一部抜粋) 
 Nさん:実際に在宅訪問させてもらい在宅医療で薬剤師がどのようなことをして、患者さんにどのようにコミュニケーションをとっているかなどを見させてもらいとても勉強になりました。(中略)
在宅訪問では患者さんからどのように情報を聞きだすかがとても大切だと思いました。 患者さんそれぞれで性格や話し方が違うためコミュニケーション能力はとても重要だと感じました。また、信頼関係を築くことで患者さんが話せるようにすることもたいせつだと感じました。 


〇「臨床推論」で学べたこと (一部抜粋) 
 Sさん:かぜや腰痛について考えましたが、他のがんや精神疾患についても詳しくやりたいと思いました。臨床推論に関しては初めて行ったので病気の推測や情報提供の仕方を考えるのは新鮮で楽しかったです。(中略)
患者さんの症状や状態を正確に把握し、適切なアドバイスや治療方針を提案するための思考プロセスを学ぶことができました。特に、情報収集、解釈、判断の各ステップを通じて、どのようにして患者さんの状態に最も適したアプローチを選択すかを学びました。これらの学びは、将来的に薬剤師としてのキャリアを通じて、患者さんに最適なサポートを提供するための基盤となりました。 


◎「薬局DX/ICT」で学べたこと (一部抜粋) 
 Kさん:薬局では ICT や DX 関連の情報や診療報酬改定などをチェックし、薬局に導入していく のか決めているそうです。医療と介護の分野でデジタル技術がどのように進展しているか、そしてそれが薬剤師の仕事や患者さんの生活にどのように影響を与えるかを学ぶことができました。(中略)
デジタル化が進む中で、薬剤師に求められるスキルや知識がどのように変化していくのか、そしてどのようにしてこれらの変化に適応していくかを学べました。


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 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります(クリック)。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。次年度も実施を予定しています。
 


2023年2月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

アドバンスト臨床実習-居宅訪問。江戸時代の建物も多く残る貞光町へ。写真の古民家のまわりでは、自然派マルシェが毎年開催される場所です。
アドバンスト臨床実習-在宅医療・居宅訪問後のレクチャー。そして臨床推論の概要やプロセス。その重要さも伝えます。
臨床推論では、頭痛や風邪など身近な症状も事例であげ、普段の日常でも役立てられます。
学生様にはなかなか体験できない僻地医療。地域包括ケアも地域や訪問先によって様々です。

2023年2月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生のアドバンスト臨床実習を2023年2月20、21日にサンコーファーマシーグループで行いました。

 引き続き、新型コロナの影響で福祉施設の訪問は行えませんでしたが、居宅の在宅訪問、臨床推論を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 居宅現場 ⇒ 振り返り/まとめ を実施しました。在宅訪問では、サンコーファーマシー 薬剤師、在宅・学術室 室長  松尾、が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 また臨床推論では、患者の訴え、症候から考えられる病気を考え、体系的・分析的なアプローチ、思考過程を エキスパート職 で薬剤師 の 宮崎 が講義しました。実務的でかつ普段の大学の授業では触れられない内容を行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●「在宅訪問医療」で学べてよかったこと (一部抜粋) 
 Aさん:在宅医療で薬剤師は、薬のことだけではなく買い物やトイレの介助など身の周りのお世話など薬剤師の免許がなくてもできることも行うことで患者さんと信頼関係を築くことができることを学んだ。また、服薬アドヒアランス低下を防止するために様々な工夫を行っていることや、薬を飲めない・飲まない理由を患者さんと一緒に考え、患者さんと一緒に対策を考えることも大切だということを学んだ。
(中略)
 サンコーファーマシーでは、できるだけ患者さんの価値観に寄り添い、できるだけ生活しやすいようにするためにも在宅訪問の依頼を受けたら断らないようにしていることを学んだ。 
 実務実習では在宅医療をほとんど行うことができなかったので、実際に居宅で薬剤師が、どのようなことを行っているのかを見学できてよかった。松尾先生が、患者さんのために何ができるのか、どのようにしたら飲み忘れを防止することができるのかなどを考えて実行している姿を拝見し、自分も患者さんのために何ができるのかを考えられるような薬剤師になりたいと感じた。


〇「臨床推論」で学べたこと (一部抜粋) 
 Mさん:頭痛について、風邪について、失神についてなど 臨床推論に、また将来に役立つ知識を学習させていただくことができました。頭痛や風邪についてはとても身近の症状であり、日常にも役立つ情報でもあるため、すごく貴重な情報源になりました。 
 (中略)
 臨床推論についてとても興味を示しました。臨床推論で必要な患者さんから情報を得る能 力、その情報を吟味する能力、判断する能力。どれも将来に必要な力ばかりで、養っていきたい能力であると感じました。それから自分の力で、患者の状態を把握し、自分の判断 で医療を提供するということにおいてすごく患者に寄り添えるいい業務であるなと思いました。

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 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります(クリック)。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。次年度も実施を予定しています。
 


2022年11月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

アドバンスト臨床実習-居宅訪問。薬学生も患者様への質問などお話いただきました。
学生様にはなかなか体験できない僻地医療。地域包括ケアも地域によって様々です。
今回は40分ほどかけて、残薬のチェックなどを実施しながら、様々な会話をとおして患者様の状況を確認します。
アドバンスト臨床実習-在宅医療・居宅訪問後のレクチャー。そして臨床推論の概要やプロセス。その重要さも伝えます。

2022年11月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生のアドバンスト臨床実習を2022年11月21、22日にサンコーファーマシーグループで行いました。

 引き続き、今回も新型コロナの影響で福祉施設の訪問は行えませんでしたが、居宅の在宅訪問、臨床推論を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 居宅現場 ⇒ 振り返り/まとめ を実施しました。在宅訪問では、サンコーファーマシー 薬剤師、在宅・学術室 室長  松尾、が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 また臨床推論では、患者の訴え、症候から考えられる病気を考え、体系的・分析的なアプローチ、思考過程を エキスパート職 で薬剤師 の 宮崎 が講義しました。実務的でかつ普段の大学の授業では触れられない内容を行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●「在宅訪問医療」で特に学べてよかったこと (一部抜粋) 
・在宅訪問医療については、断らないこと、患者さんの価値観に寄り添うこと、薬剤師の分野外の作業も必要なら行うこと、遠慮しすぎないこと及び ”先生” と呼ばれないようにすることなどを心がけていることを教えていただいたのが実践的で特によかった。
・車を使わないと辿り着けない山奥に住んでいる患者の在宅業務は初めての経験であり、僻地医療における薬局や薬剤師の役割について理解が深まった。 
・僻地に住む高齢患者の中には足腰が弱くて近くに買い物ができる施設が無かったりするので薬剤師が代わりに買い物をしたりと、(中略)患者にとって薬剤師が薬の専門家という役割だけでなく日常生活でも助けてくれるありがたい存在であるということを実感できた。

〇「臨床推論」で特に学べてよかったこと (一部抜粋) 
・臨床推論の最初の作業である情報収集のやり方は、全ての疾患に対して役立つこと。
・情報収集で部位、性状、程度、時間経過、発症状況、寛解因子、増悪因子及び随伴症状の観点から考えること、風邪に似た症状は 鼻・咳・のど に着目することを学べたのが特によかった。
・風邪に似た症状を訴える患者さんは多いので、危険度の高い 疾患と区別するための基準を分かっていると精度が上がること。

●「在宅訪問医療」で学べたこと (一部抜粋) 
>Yさん :3名の患者さん宅を訪問し、薬剤師の在宅医療業務、患者さんとの適切なコミュニケーションの取り方などを学んだ。 (中略) 薬剤師が在宅医療で行うこととして、服薬支援、医師への処方提案、服薬状況チェック、バイタルサインのチェック、安否確認、認知機能・運動機能・食事・排泄・睡眠のモニタリング、 薬剤の効果や副作用のモニタリング及び多職種への情報共有などがあることが分かった。

> Tさん :認知機能低下のある独居女性の居宅に訪問して学んだ点は、認知機能低下が進行していることによる服薬コンプライアンスの悪化に対して、 カレンダーの各日付のところにその日に飲む錠剤をセロハンテープで1つにまとめてくっつけていた。 (中略) この患者はお薬カレンダーも持っているのだがそれでも飲み忘れが酷かったので本人が毎日目にするというカレンダーに薬を貼ってみたところ、飲み忘れが改善されたとのことであった。 (中略)ドネペジルを服用していたため、携帯型のマルチヘルスモニターであるチェックミーを用いてQT間隔が延長していないかの計測を行った。

〇「臨床推論」で学べたこと (一部抜粋) 
>Yさん :情報収集で重要な項目を教えていただいた後、実際の症例を見ながら自分で情報を整理し、患者さんの疾患の推測を行った。 (中略) 頭痛は、症状の比較的軽い 緊張型頭痛、前兆がない場合が多く、吐き気を伴い痛みが激しい片頭痛、目の奥の痛みが主訴で非常に痛みが強い群発頭痛に分類されること、 風邪に似た症状はウイルス性か細菌性かの判別が大事で、現れている鼻・咳・のどの症状の組み合わせに着目すると疾患を 推測しやすいことなどが分かった。 (中略)  意識を失って倒れた経験がある患者さんの症例から、失神と意識障害の鑑別、失神の分類などを学んだ。 失神は短時間で元に戻るが、意識障害の場合は意識消失後もいつもの状態ではない意識が続くこと、 失神は主に3種類に分類され、神経調節性 失神、起立性低血圧、心原性失神があることが分かった。 

>Tさん :吐き気を伴う短時間の強烈な頭痛を訴える患者の臨床推論を行った。 患者の主訴に目がチカチカしたりすることはないというのが含まれていたので、自分は閃輝暗点が起こっていないので片頭痛ではないだろうと考え、群発頭痛ではないかと考えた。 しかし、この症例は実際には片頭痛であった。(中略)片頭痛は閃輝暗点を含めた前兆が無いことのほうが多いらしく、 群発頭痛の場合、患者は目の奥が痛かったり目が充血したりと目に関する症状を訴えることのほうが多いとのことであった。

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 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります(クリック)。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。次回は来年2月の実施を予定しています。
 



2022年2月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生のアドバンスト臨床実習を2022年2月15、16日にサンコーファーマシーグループで行いました。

 引き続き、今回も新型コロナの影響で福祉施設の訪問は行えませんでしたが、居宅の在宅訪問、臨床推論を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 居宅現場 ⇒ 振り返り/まとめ を実施しました。在宅訪問では、エキスパート職 のサンコーファーマシー薬剤師 松尾、宮崎 が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 また臨床推論では、感染拡大で短縮版、基本のみとなりましたが、患者の訴え、症候から考えられる病気を考え、体系的・分析的なアプローチ、思考過程を 宮崎 が講義しました。実務的でかつ普段の大学の授業では触れられない内容を行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●Tさん:(中略)実習中に特に学べてよかった点 :
・バイタルサインのチェック、薬の管理方法など、具体的にどのようなことをしているのか、 どんなことに注意して患者さんの様子をみているのか、また患者さんとの接し方などを実際に見学することができてよかった。(中略)バイタルサインは、多職種における共通言語であるため、記録して他の方とも情報を共有している。 
・臨床推論では、薬局へ相談にきた患者さんからどういった情報を聞き取るべきなのか、注意する点、受診を勧めるポイントなどを学んだ。また処方箋についてただ薬をみていくだけではなく、疑問を持ちながらみていくことが大切であるという言葉が印象に残っている。  
 
●Yさん: 実習中に在宅の訪問業務の流れについて学べ(中略)特に学べてよかった点は、座学で臨床推論を学べたことである。(中略)患者さんの症状から受診を勧めるかまたは OTC で様子を見るかの見極め方を教えていただけたことである。 興味やもっと学ぶべきことは、病態が特に苦手なのでしっかり学びたいと思いました。
  
 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。次回は来年度の実施を予定しています。
 
アドバンスト臨床実習-在宅訪問前のレクチャー
アドバンスト臨床実習-居宅訪問
残薬のチェックなどを実施
臨床推論の概要やプロセス、その重要さも伝えます。

2021年11月 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生のアドバンスト臨床実習を2021年11月9、10日にサンコーファーマシーグループで行いました。

 昨年から引き続き、今回も新型コロナの影響で福祉施設の訪問は行えませんでしたが、居宅3件の在宅訪問、臨床推論を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 居宅現場 ⇒ 振り返り/まとめ を実施しました。在宅訪問では、在宅担当 エキスパート職 のサンコーファーマシー薬剤師 松尾 が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 また臨床推論では、患者の訴え、症候から考えられる病気を考え、体系的・分析的なアプローチ、思考過程を 学術担当 エキスパート職 の弊社薬剤師 宮崎 が講義しました。そのあと、対症療法で様子を見ていいのか。 すぐに受診を勧めたほうがいいのか。どうしてこの薬が処方されているのだろうか。 など実務的でかつ普段の大学の授業では触れられない内容を行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●Tさん:(中略)実習中に特に学べてよかった点 :
・在宅医療にてサンコー調剤薬局さんが何を大切にしているかを知れて良かった。 実際に『患者さんの価値観に寄り添う』ことを実行している松尾先生の姿を拝見し、とても勉強になると同時に、私にとって理想の将来の薬剤師像を見つけることができたと感じた。 また、在宅医療におけるチーム内で薬剤師が活躍している姿を見たことがなかったので、松尾先生がどのように在宅医療に関与して、どんな想いで行っているのかを知ることができて良かった。 
・臨床推論では、患者様からお話を伺う際に、LQQTSFA に添った質問をすると良いと初めて知った。実際に臨床推論を体験することは、学⽣のうちは中々ないと思うので、今回学べて良かった。臨床推論の概要やプロセスだけでなく、その重要さも勉強したので、将来薬剤師になったら、宮﨑先⽣の授業を思い出して臨床推論に取り掛かりたい。 
 
●Iさん: 今回の実習では、主に個人宅での薬剤の交付と服薬指導を見学しました。(中略) また血圧計や体重計、聴診器、チェックミープロでは、心電図、心拍数、SpO2、体温などを測定することができ、変わったことがないか確認していました。患者さんと会話しながら栄養が摂れているか、排便、尿の状態や高齢者の場合は夜間のトイレ回数、夜眠れているかどうかもチェックしていました。 (中略) 将来、在宅医療に関わった際には、今回のコミュニケーションの仕方や考え方を身につけて実践したいきたいと思いました。
  
 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。次回は 2022年2月 の実施を予定しています。
 
アドバンスト臨床実習-在宅訪問前のレクチャー
チェックミープロ(Checkme Pro)で心電図波形、SpO2についてお話
アドバンスト臨床実習-居宅訪問
実務実習はコロナで訪問などできていなかったとのことで色々と初体験初参加の薬学生さんたちです。

2019年12月4-6日 -徳島文理大学薬学部アドバンスト臨床実習を実施しました

 薬学部5年生のアドバンスト臨床実習を12月4~6日にかけてサンコーファーマシーグループで行いました。これまで開催に向けて何度かプレ実習をご担当の教授と行い、今回の本番をむかえました。
 サンコーファーマシーグループでは、地域医療に貢献する薬剤師を育成することを目的に、徳島文理大学薬学部と相互に連携する協定書を結んでおります。徳島県西部圏域における医療及び福祉機関にもご協力をお願いし、実務実習には無い経験をえることができます。
 
 今回3種の違う福祉施設の訪問と、居宅への在宅医療を主体に、事前インプット/オリエンテーション ⇒ 施設現場 ⇒ 振り返り/まとめ を施設ごとに実施しました。その訪問担当のサンコーファーマシー薬剤師が引率し、普段の業務を体感、また事前や振り返りでは実務面で学生自身に考えてもらうワークも行いました。
 
>参加した薬学生からはこんなコメントをいただいています
 
●Mさん:地域医療の薬剤師の役割は何だろうと思っていたが、医者とのかかわりが見え、顔が見えてる関係があることがわかった。薬剤師の役割などを知り、いい経験を得られた。また症例検討はしたことはあったが、今回の臨床推論はとても新鮮だった。
 
●Nさん: 在宅訪問は実習で経験あったがそのときは家族と話すしかなかった。今回は 体重、脈、なども測り、直接接することができ、とてもいい経験だった。
 
●Fさん:これまでの施設訪問の経験は薬のセットだけだったので、やりがいを感じるのは難しいと思っていたが、今回のアドバンスト実習の施設訪問は看護師などと話す機会があり、顔か見える関係で、やりがいもこういうところから見つけられると思えた。在宅もまさしく在宅医療の現場という感じだった。
 
次回は 2020年2月 の実施を予定しています。
 
アドバンスト臨床実習-1日目
アドバンスト臨床実習-2日目前半
アドバンスト臨床実習-2日目後半
アドバンスト臨床実習-3日目
 
 
 

2019年8月22-23日 -薬学生アドバンスト臨床実習のプレ研修を実施しました-

 今年度からはじまる薬学生アドバンスト臨床実習のプレ研修を行いました。昨年は台風により開催が1日間でしたが、今回は予定どおり2日間実施しました。
 当社薬剤師の地域包括ケアにおける地域活動や役割の理解、訪問する施設によって対応する患者さんの状態や多職種連携は様々であることなどを学びます。実際に薬剤師と他の職種の方々、地域住民の皆様との関係性やコミュニケーションを体験することで、実務実習には無い経験をえることができます。
 
 本番のアドバンスト臨床実習につながる貴重な時間を作ることができました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
 
地域住民への講演会、いきいきサロン
 
今回のテーマで活発に意見が出たのが "不眠" 、年配者の方々の多くが同じような悩みを持たれていることがわかりました。薬のことでお医者さんには言いにくいことも、薬剤師には話しやすいと、この場では色々な質問や住民同士のお話が出ていました。薬剤師は専門分野の知識だけでなく、コミュニケーションのとりやすさを求められていることを実感してもらいました。
地域包括支援センターにて
 
地域包括支援センターではどんなことをしているのか? から職員の方から濃縮して幅広くレクチャーしてもらいました。介護の分野においてどのような取り組みを求められ、その時の薬剤師の役割は? 薬局内、調剤だけではない範囲のことも知ることで、今後10年20年先の薬剤師像も考えていただきます。
 
 
 

2019年1月24日-薬学生の受入れ研修を実施しました

 在宅訪問の研修を薬学部4年生2名へ行いました。今回は臨床薬学実務の教育学関連での受け入れを行いました。
 学生時は講義やインターネットでの情報のみで、在宅訪問を考えられていることもあります。訪問前の準備、持参物、処方箋の確認、患者様の背景、環境、心構えなどまた実際に訪問に同行して、多くの時間お話をしてもらいました。
 ただ 体験に来た、だけでなく、 薬局窓口でもできることも、そもそもなぜ薬剤師が訪問し行うのか 在宅訪問において学生時の教育として、どんなことを学ぶべきなのか 相互のメリットや意義、教育の観点でも考えていただきました。
 
今後につながる貴重な体験だったのではと思います。
 
なぜ、薬学部に、薬剤師になろうと思ったの?
 
"どんな薬剤師になりたいか?" の問いかけに、ふわっと感じていることもあれば、子どもの時に受けた薬局での印象に強い思いを持っていることもわかりました。
在宅訪問前の準備、流れについて
 
訪問への準備はマニュアルに沿ったこと以外にも。例えば、処方箋に書かれている薬以外について、そこに見える患者さんの環境や状況はどうだと思うか?
訪問後に振り返り
 
訪問前より多くの質問や感想を言っていただきました。学生にとって想像とは違う部分も多かったようで、良い経験となったのではと思います。臨床薬学実務教育学の研究対象の観点としての問いかけもありました。今後の薬剤師像に良い影響に、経験に、となりましたら幸いです。
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